バスケ経験者が多いにも関わらず日本のプロバスケの人気がない理由

日本。それはプロバスケの人気が全くと言っていいほどない国である。

もちろんファンは一定数はいる。しかし僕が言いたいことは、「経験者が多いにも関わらず」ということだ。

日本バスケットボール協会によると、平成29年度、つまり2017年度のバスケットボール競技参加者登録人数は63万2883人だそうだ。

(日本バスケットボール協会はこちら→http://www.japanbasketball.jp/jba/data/enrollment/

 

実はこの63万人という数字はかなり多い。

サッカー協会に登録している人数は女子を合わせても2017年度は91万人。つまりプロ、部活などでとても人気のあるサッカーの2/3の人数のバスケットボールプレイヤーが現在日本にいることになる。

経験者を合わせるならばさらに多い。例えば高校1学年ではバスケ部に所属している生徒は全国で男女合わせて15万5000人。1980年からあまり人数は変わっておらず、単純計算でも38歳以下の日本人の中には 38×15.5万=589万人、つまり約600万人のバスケットボール経験者がいるはずだ。

現在日本の40歳以下はおよそ4000万人ほど。つまり 40歳以下の6人に一人はバスケットボールを経験者がいることになる。これはサッカーのそれとあまり変わらない。

ではなぜ日本のプロバスケットボールはあまり盛り上がらないのだろうか。

 

理由1:複雑なルール

バスケットボールはスポーツの中では比較的ルールが複雑な部類に入るだろう。サッカーなんかは「手を使ってはいけない」、「ゴールに決める」という2つさえわかっていれば見ている側も楽しめるルールとなっている。

バスケットボールはどうだろう。シュートクロック、8秒ルール、3秒ルール、バスケットカウントなどそこそこ頭に入れていないと「今のファール何?なんだか分かんね」とルールを知らない人はいまいち状況が理解できない。これが一般人がバスケットを見ない理由の一つであることは間違いない。

実際僕も初めてバスケットを始めた時は知らないルールの量に圧倒された。NBAも見ていたが、なんだか置いてけぼりだった。

バスケットボールをかじっていてこれなのだから、全くバスケットボールを知らない人にルールの理解は不可能だろう。

(解決策、小さい頃から嗜む)

 

理由2:バスケットが出来る環境がない

アメリカなんかはいたるところにバスケットコートがあり、アメリカ人でバスケをしたことがない人などいないほどである。それがアメリカのバスケ人気につながっていることは間違いない。

バスケットボールはサッカーなどと違って、バスケットゴールがないとバスケそのものを楽しむことはできない。幼少期に自分からバスケットゴールのある場所に行かない限りバスケットボールと触れ合うことはほとんど不可能だ。

そのためバスケットボールに全く興味がない人はバスケットボールと全く縁が無く、ルールを知らないまま大人になってしまう。(体育のような矯正は除く)

そんな人がわざわざバスケを見ようとも思わない。だからバスケを見る人と、バスケを全く見ない人の二極化になってしまうのだ。

 

理由3:日本のスター選手の不在

日本にはこれまで世界に通用する世界的スター選手が1人として存在しなかった。

高校時代9冠という偉業を達成して、「こいつでダメだったら日本はダメだ」くらいの感覚でアメリカのNBAに送り出された日本史上最強のバスケットボーラー田臥勇太でさえフェニックスサンズと契約を結んだもののたった4試合ほどで解雇されてしまった。

この時「日本人でこの先NBAで通用する日本人はいないだろう」という雰囲気が漂っていた。それもそのはずだ。田臥ほど上手い選手は日本にはこれまでいなかったのだから。

スター選手とスポーツの人気は比例関係

サッカーや野球は言わずもがな、テニスやボクシングなどでも世界的スターが次々と誕生している日本。

マイナーだからといっても、スター選手がいればテレビで見てもらえる可能性は高い。例としては冬季オリンピックのスキージャンプ。スキージャンプのファン数は日本の競技の中で明らかに少ない。しかしレジェンドのスター選手、葛西紀明選手が出場するというだけで日本のスキージャンプの視聴率はかなり高い。

つまり競技によってというよりかは、有名な選手がいるかいないかで見てくれる可能性が高い、ということである。

 

日本バスケがこの先すべきこと。

理由1:の課題であるルールの単純化というのは残念ながら不可能である。が、小さい頃に覚えさせることができれば良いのである。

そのためにはバスケットコートを日本にたくさん作り、より多くの子供にバスケットボールと触れ合ってもらうことが大切である。小さい頃にバスケと長く触れ合えば、大人になってからもバスケを見てくれる可能性が高まる。

日本バスケの黄金時代到来

理由3:の課題である、これまでのスター選手の不在という課題は現在解決へと向かっている。

というのも現在全米ランキング1位の大学に在籍しているエースこそが日本人プレイヤーだからだ。彼の名前は八村塁。203cmである。

八村は来年のNBAドラフトで上位指名は確実であると言われていて、これからNBAの中でもスターにな理想な人材である。これが叶えば日本でもバスケブームが訪れる可能性は十分にある。たくさんのメディアで取り上げてくれればいけそうだ。

そしてNBAではスターまでとはいかないが、現在田臥勇太に続いて日本人二人目となるNBA選手の渡邊雄太が実際にプレーしている。彼は身長も206cmあり、田臥勇太よりももう長く在籍している。代表では八村と渡辺の最強デュオが輝きを放っている。

これより若い世代にもNBA候補が何人かいる日本のバスケ界はとても明るい。

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